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初心者のための物撮り講座「魅力的な商品撮りのコツ」

Posted by staff2 on 2022年11月28日
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ハウススタジオの利用目的のひとつに商品写真の物撮り(ぶつどり)があります。今回は「物撮り」とはどのような撮影をさすのか、商品撮影を中心に物撮りに重要な背景とライティング、商品種別ごとの撮影のコツなどを初心者むけに紹介します。

目次

物撮りとは

物撮りとはモデルを使わず、商品写真など「物」のみを撮影することをいいます。ハウススタジオのような撮影スタジオを使った本格的な撮影から写真撮影にまったくの素人の方が撮影する、フリマやオークションサイト用の出品商品の撮影まで、物撮りはオーソドックスな撮影スタイルです。

物撮りのポイント

魅力的で印象に残る物撮りのポイントは次の3点です。

・背景選び
・ライティング
・カメラ設定

次項以降、商品写真の撮影を中心に詳しく紹介していきます。

物撮りに重要な背景選び

商品写真を撮影する際、背景はとても重要です。たいていの商品写真では、商品本体よりも背景の占める面積割合の方が多く、商品がいくら綺麗に撮れても、背景が合っていない、あるいは雑なものだと写真全体の魅力が下がってしまいます。極端な例ですが、新品の高級腕時計がボロ雑巾の上に無造作に置かれていてるような写真に購入意欲がわきますか?

このように背景は商品写真の良し悪しを決めるといっても過言ではありません。それでは背景について紹介していきます。

 

白無地

基本の背景は白無地です。商品の色合いや素材、形状が伝えやすい写真になり、さまざまな種類の商品写真に対応できます。また、白背景は清潔感がある印象の商品写真となるので、化粧品や医療品、バス用品などに適しています。

単色カラー

カラー背景を選ぶ際は、商品と同系色か補色を選ぶようにします。色合いがきついものだと背景の主張が強くなりすぎるので、パステル調のような淡い色合いのカラーを選ぶようにします。また、色が持つ印象と商品が持つテーマを考えて適切な背景色を選ぶことでさらに印象的な写真が撮れるようになります。
白無地背景を含め、優しく柔らかい印象のアイボリー色、清潔感と自然を感じさせるグリーン色、重厚感や高級感を演出できる黒色など数種類の背景紙を用意しておくとよいでしょう。

その他の背景

商品撮影では、単色以外にもタイルやレンガを使ってスタイリッシュあるいはレトロな印象をもたせたり、ナチュラルウッドの木目で自然な印象を演出する、大理石やシルク素材で商品に高級感を持たせるなど、背景がもつ性質を利用します。

ハウススタジオの背景

ハウススタジオには、床、壁、天井を含め家具類にもテーマを持たせ、単色の背景、アンティークな背景、スタイリッシュな背景などさまざまな背景があります。商品イメージに合った背景をもつハウススタジオが見つかれば、わざわざ背景を準備することなく魅力的な商品写真が撮影できます。

物撮りにおすすめのライティング法

 

ライティングは商品の質感や立体感、色合いを表現するのに重要な要素です。ここでは、初心者におすすめできる順に商品撮影のライティングを紹介します。

自然光

商品写真のおすすめのライティングは自然光撮影です。天候や時間帯で光量が左右されるので本来はむずかしいのですが、失敗しにくく本格的なライティング機材を取り入れる前に、商品撮影に慣れるためにもおすすめです。撮影する時間帯としては、朝夕の影が長く伸びる時間帯を避けます。朝夕は影が長くなるだけでなく光に赤みがかかるので、被写体の本来の色味と違ってきます。
ハウススタジオなど室内で自然光を使って撮影するときは、窓際に被写体に横から光があたるようにセッティングします。横から光をあてるライティングを「サイド光撮影」といい、商品撮影の基本となります。光があたっている側は明るく、反対側は少し暗くなることで立体感や質感が表現しやすくなります。

定常光

自然光が期待できない天気や時間帯は定常光ライトを利用します。扱いやすく、光量の調整も可能なものが増えているのでおすすめです。撮影機材として常設しているハウススタジオも多いので、利用する前に定常光の有無を確認しておくといいでしょう。

ストロボ・フラッシュ

ストロボやフラッシュのライトはカメラのISO感度やF値の設定など扱いが難しく、商品撮影ではプロカメラマン向きで初心者には向いていません。商品撮影は自然光または定常光で行うようにしましょう。

 

物撮りのカメラ設定

商品撮影では商品にピントを合わせるのが、当たり前のことですが重要です。そして商品という動かないものを撮影する際のピントに関係するのがF値です。

撮影モード

F値を調整できるように、撮影モードは「マニュアルモード」または「絞り優先モード」に設定します。

F値

肝心のF値は数字を小さくすると、ピントの合う範囲は狭くなり、大きくすると広くなるので、商品のサイズやピントを合わせたい範囲や背景のぼかし具合で調整しましょう。またF値は光の取り込む量の調整という役割があるため、設定により明るくなったり暗くなったりします。明るさを調整したい場合は、ISO感度やシャッタースピードで調整します。 

物撮りのコツ

最後に初心者からワンランクアップするための商品撮影のコツを紹介します。

構図を決める

まずは構図を決めましょう。構図を意識すると商品写真が魅力的で印象的なものとなります。商品撮影はオーソドックスな構図である「日の丸構図」や「三分割構図」を使うとおさまりのよい写真が撮影できます。日の丸構図は写真の中央に被写体を置き、存在を印象付ける構図です。背景とのバランスをよく考えて撮影しないと単調な写真となりがちなのでバランスには気を配ります。三分割構図は縦横それぞれを三分割し、三分割の交点に被写体を置く構図です。構図の王道とも言われ、バランスのよい商品写真が撮影できます。

 

アクセサリーやジュエリー撮影のコツ

アクセサリーやジュエリーは繊細なデザインが施されているので、必ず三脚を利用し手ブレを防ぎます。背景は白いシルク生地の布を使うと輪郭がはっきりし、高級感も演出できます。そのうえで露出補正をプラス補正し、明るく撮影します。

料理や食材撮影のコツ

料理や食材を美味しそうに見せる写真撮影のコツはライティングです。ハウススタジオで撮影する際は、まず自然光を利用して窓際で撮影します。その際に逆光になるように被写体を配置します。逆光で撮影することで、明暗がはっきりし立体感がでます。さらに光があたっている部分にツヤが出て料理や食材が生き生きとした感じになります。室内に射し込む柔らかい自然光と逆光の組み合わせは、料理や食材によく合うので、ぜひお試しください。

背景をうまく利用した商品撮影のコツ

次の写真は目覚ましい時計の商品写真です。目覚まし時計の背景として朝を連想させる珈琲豆とオレンジジュースを使っています。目覚まし時計単体の写真よりも、目覚まし時計が鳴り響く朝を連想させる背景を使うことで、より印象に残る写真になるということがわかってもらえると思います。

 このように、背景を工夫することで、より魅力的で印象的な商品写真が撮影できます。

まとめ

物撮りの中から、おもにハウススタジオでよく利用される商品撮影について紹介しました。企業やお店の商品撮影だけではなく、フリマやオークションサイト用の商品撮影にも応用できます。商品の魅力を最大限に伝えられるよう、背景とライティングに気を配って撮影してみましょう。

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