Your search results

ロケハンの基礎知識 これだけは押さえておきたい!

Posted by staff6 on 2023年1月13日
0

撮影の予定も決まり、スタジオの候補も絞れてきたらロケハン出来るスタジオへは実際にいってみるのが一番です。

しっかりしたロケハンは撮影成功の秘訣です。特にハウススタジオの場合は様々な設備があるだけにチェックする場所もいっぱいです。しっかりロケハンしておきスタッフ間で共有しておくと撮影がスムーズに進みます。

目次

ロケハンが可能かはスタジオによって違う

ロケハン可能なスタジオと受付していないスタジオがありますので事前に確認しロケハン予約を取ってから出向きましょう。

スタジオが空いていればいつでも大丈夫なスタジオもありますが、時間や日を絞っているところやロケハンに料金がかかる場合もあります。人気が高く予約を取ることが困難なスタジオもあるので早めに連絡してみましょう。

ロケハンが決まったら次のポイントをしっかり押さえておきたいところです。

ロケハンの7つのポイント

写真や間取り図などを確認する

ハウススタジオ検索サイトやそれぞれのスタジオのホームページではスタジオの写真が掲載されています。写真からスタジオの中の様子やイメージを確認しておきます。

ロケハンに行く前に、チェックするアングルを決めておきます。間取りがわかる場合はどの部屋を見るか、窓がある場合は大きさや特徴を確認し実際の撮影で入る窓はロケハンで確認します。

 

いろんな角度から写真を撮ろう

現地へロケハンに行った際にはできるだけいろんな場所から写真撮影をしておきましょう。

ホームページや検索サイトで目にしたアングルだけでなくちょっと違った角度から写真を撮っておくと後々役に立つことがあります。

内装だけではなく搬入経路や、控室、メイクルームや外観なども撮影しておきましょう。

本番の時のカメラ位置もしっかりチェックしてそこから写真を撮っておきましょう。

ロケハンの写真をもとにラフスケッチをしておくとスタッフの間での情報共有もできます。

 

光の入り方はどうなっている?

自然光が入ってくるスタジオの場合は光の入り方を確認します。

  • どこから光が入ってくるか
  • 窓の高さや大きさ、場所と個数
  • 光が邪魔な場合は遮光することができそうかどうか
  • 建物の方角、季節や時間帯での光の入り方

ロケハン時にスマートフォンのコンパスで方角を確認し、午前中と午後どちらが光が多く入ってくるかを確認します。

 

家具や内装のイメージや配置のチェックをする

ロケハンではハウススタジオの家具や内装が撮影の企画にあっているのかを確認します。

ホームページや検索サイトではわからなかった雰囲気を実際目で見て確かめます。

企画と違和感を感じる場合は他のスタジオもあたってみましょう。

家具自体の写真や窓枠など特徴のある部分を写真に撮っておくと小道具を用意するときに役立ちます。

家具が置いてあるスタジオでは家具の位置を確認し移動が可能かどうかを聞いておきましょう。

控室やメイクルームはどうなっている?

モデルが入る撮影や撮影立ち合いの人が複数来られる場合は控室やメイクルームのロケハンもしておきましょう。

モデルだけではなくスタイリストやヘアメイクが入る場合はその人数もあわせ、メイクルームの広さは充分にあるのか椅子の数は足りそうかどうか、鏡の大きさや着替えをする場所があるかを見ておきましょう。

ドライヤーやハンガーラックといった備品がそろっているかも確認しておくと悩まず準備ができます。

 

駐車場・搬入経路は?

候補に上がっているスタジオには駐車場はありましたか?ロケハンの時には駐車場の位置や台数が何台入りそうか、駐車場から荷物の搬入経路を確認しておきます。

大きな荷物を持参する場合は入り口の間口を確認しておきましょう。

 

動画撮影の場合は音の環境をチェックする

動画撮影を予定している場合はスタジオの音の環境をチェックします。

スタジオの立地によっては周辺道路の車の音が入ってくるとか、ビルの一角のスタジオの場合は隣家の音や上の階からの音が入ってくることがあります。

静かになることがあるのかどうか管理者に確認しておきたいところです。無理な場合は他のスタジオを検討する必要が出てきます。

ロケハンに持参したい道具

  • カメラ(できれば実際に使う画角のレンズ)
  • 絵コンテやラフスケッチ、企画書など撮影イメージの資料
  • メジャー
  • スマートフォン

メジャーは撮影時に小道具や大道具が必要な場合、どのくらいの大きさの物を持ってくればいいかを調べるために使います。

例えばカーテン取り付けで窓枠のサイズを計っておくとか壁に額を立てかけたいがそのサイズが知りたいなど。

また大きな荷物を入れる場合には搬入経路の幅を計っておくなどといった使い方があります。

スマートフォンは、方角を調べるコンパスの代わりにつかったりハウススタジオの場所や周辺情報を調べる、撮影場所を簡単に撮影するなどに使います。

公共交通機関でスタジオに行く場合の経路や、ケータリングに対応してくれるお店などもしっかり調べておきましょう。

まとめ

今回の記事ではロケハンの6つのポイントとロケハンに持参したい道具について書きました。

事前にロケハンをすることで撮影本番はスムーズに進行すること間違いなしです。

関連記事

執筆:森川ゆみ子

日本写真講師協会(JPIO)認定講師/写真家

個人事業主様、企業様の商品イメージの撮影、サロン撮影プロフィール撮影などと並行して企業研修や写真撮影セミナー、撮影に関するコンサルティングを行っている。

ハウススタジオの比較