大量の写真を整理しよう！ 写真整理に役立つソフト5選
大量に貯まってしまった写真のデータをどのように整理していますか？ フィルムを使った写真の時代と違って、デジタル写真は保管場所に困らないものの撮影コストがかからないことからシャッター枚数が増え、知らず知らずのうちに膨大な枚数の写真データとなります。うまく整理しておかないと必要な写真が見つからない、誤って削除してしまったということになりかねません。
今回はそんな時に便利な、大量の写真データを簡単に整理できるお役立ちソフトを無料で利用できるもの、有料のものに分けて紹介します。
目次
写真整理ソフトとは
デジタル写真を整理するには、撮影した日付やイベント名、被写体名でフォルダーを作成し、そこに条件に合った写真データを仕分けすることが多いですが、この仕訳けを手作業で行うと大変な作業です。写真整理ソフトは、そんな作業を自動で行ってくれるソフトです。写真を日付ごとや、撮影したカメラごと、被写体の特徴ごと、顔認識機能で被写体のモデルごとに整理してくれるソフトもあります。
また、振り分けしたデータから必要な写真を探しやすい工夫もされています。
おすすめの写真整理ソフト（無料ソフト）
ここでは無料利用できる写真整理ソフトから、設定や操作がわかりやすいものをピックアップしています。
簡単デジカメ写真整理
「簡単デジカメ写真整理」は、デジタルカメラで撮影した写真データを撮影した日時で整理できるWindows用フリーソフトです。基本的な使い方はいたって簡単、整理したい写真データのフォルダーと出力先フォルダーを指定して「写真整理の実行」ボタンを押すだけです。便利な機能として、写真データと同時にWebブラウザーで閲覧できるアルバム形式のファイルが自動生成され、日時別に整理された写真が一覧表示させることができます。
仕分ちゃん
「仕分ちゃん」は「簡単デジカメ写真整理」と同様に、写真整理に特化したWindows用のフリーソフトです。撮影日時での仕分けに加え、Exifの情報から撮影したカメラのメーカーや機種を読み込み、カメラごとの仕分が行なえるなど、自分好みの仕分けを設定できます。動作が軽く、実行ファイルをクリックするのみで、パソコンにインストールする必要もありません。また、画像ファイルのリネーム機能もあります。
おすすめの写真整理ソフト（有料ソフト）
有料の写真整理ソフトは、写真編集ソフトの一つの機能となっています。ここでは有料のソフトの中から、写真整理機能がとくに優れているものピックアップしています。
Adobe Lightroom
「Adobe Lightroom」は、PhotoshopでおなじみのAdobeが提供するMacOS、Windowsに対応した写真編集ソフトです。本ソフトの機能として写真整理機能があります。「Adobe Sensei」というAI技術を使った写真の整理が特徴で、”人物”や”花”、”山”といった被写体の特徴ごとに自動整理してくれます。また機能のひとつとして、クラウドストレージが利用できるので、インターネット環境がある場所であれば、外出先からでも整理した写真データを読み込んで編集したり、撮影した写真データを保存することができます。写真編集と写真整理がひとつのソフトで行なえる人気の製品です。
7日間の無料体験ができるので、使いやすさや機能が自分が望んでいるものか体験できます。価格はサブスクリプション契約となっており、「Adobe Lightroom」単独の利用は月額1,078円、PhotoshopやIllustratorなど20のクリエイティブソフトがセットになった「Creative Cloudコンプリートプラン」は月額6,480円となっています。
PhotoDirector
「PhotoDirector」はCyberLinkが提供するMacOS、Windowsに対応した写真編集ソフトです。初心者でも使いやすいユーザーインターフェースとプロユースにも対応する充実した写真編集機能が特徴です。本ソフトには写真の整理機能として、日付時間による仕分のほか、特筆すべきなのが、AIによる顔認識機能によりモデルごとに仕分けができるFaceMeという機能です。
無料体験版が用意されているので、存分に使ってみて購入することができます。価格は、永久利用できる通常版が9,800円、随時新しい機能が追加されるサブスクリプション契約版が年額6,480円となっています。
「Luminar Neo」は、SKYLUMが提供するAI技術を駆使したMacOS、Windows対応の高機能写真編集ソフトです。写真の整理と管理が行なえるカタログ機能を備えています。整理よりも必要な写真データへのアクセスのしやすさに重点をおき、管理機能が充実しています。写真にお気に入りフラグや評価、色ラベルをつけ仕分したり、さまざまな要素での並び替え機能など効率的に写真データを管理できます。本来の写真編集機能はマスクやレイヤーを使った合成処理もこなせ、クオリティの高い編集ができますが、プロユースとなっており、写真編集初心者には少々難しい仕様となっています。
製品はサブスクリプション契約となっており、年間11,980円（月額998円）で利用できます。一週間の無料体験版が用意されていますが残念ながら写真整理機能は体験できません。
まとめ
写真を整理するソフトを紹介しました。写真データを整理し、上手に管理することで仕事の効率が格段にアップします。また撮り貯めた写真データはカメラマンにとって大切な資産です。大量の写真データに埋もれて日の目を見ることがない写真がないようにしたいものです。
