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外出先からデータに簡単アクセス! 初心者のためのオンラインストレージ講座

Posted by staff2 on 2022年12月12日
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オンラインストレージは、「取引先に訪問するのに必要な写真のデータを会社に忘れてきた」、「自宅で写真や動画の編集をしたい」、「撮影した写真をすぐに編集担当者に渡したい」、「うっかりしてパソコンに保存していたデータを削除してしまった」といった時に役立つサービスです。今回はオンラインストレージとはどのようなものか、メリットやデメリット、導入する際の選択のポイント、おすすめのオンラインストレージについて初心者の方にわかりやすく紹介します。

目次

オンラインストレージとは

オンラインストレージとは、一言でいうとインターネット上のストレージ(ハードディスク)にデータを保存できるサービスです。クラウドストレージやファイルホスティングとも呼ばれます。スマートフォンで馴染みのあるiCloudやGoogleDriveなどがそれにあたります。保存できる容量やデータを読み書きする転送速度などに制限はありますが、無料で利用できるオンラインストレージもあります。 

 

オンラインストレージのメリットデメリット

オンラインストレージには次のようなメリット・デメリットがあります。

オンラインストレージのメリット

・データのバックアップ
パソコンのハードディスクの破損や
ウィルスなどのサイバー攻撃、スマートフォンの紛失、誤って削除してしまったなどで大事な写真データや動画データがなくなってしまうことがあります。オンラインストレージを利用することで大事なデータをバックアップすることができます。

・ファイルを共有できる
オンラインストレージに保存されたデータは、他のユーザーと共有することができます。顧客や取引先に写真データを送りたいときにメールで送れないようなファイルサイズの大きな高解像度の写真データや動画データも簡単に受け渡しすることができます。

・外出先からアクセスできる
インターネットに接続できる環境があればどこにいてもオンラインストレージにアクセスすることができます。撮影した写真データを撮影現場からオンラインストレージに共有しすぐに編集担当者が編集作業をする、客先でオンラインストレージにある写真を見てもらうといったことができます。

 

オンラインストレージのデメリット

・オフラインで利用できない
オンラインストレージはインターネットを経由してアクセスするため、ネット環境がない場所やネット障害がある時は利用できません。

・転送速度が遅い
インターネットを経由するため、パソコンのストレージや外付けハードディスクにアクセスするような速度でデータの書き込みや読み込みはできません。また、ネット環境により速度が左右されます

オンラインストレージ選択のポイント

オンラインストレージを導入するときに確認しておきたい選択のポイントを紹介します。

 必要なストレージ容量があるか

無料で使えるオンラインストレージでは数GBから数十GBのストレージ容量となっています。それ以上の容量が必要な場合は有料のオンラインストレージを利用することになります。高解像度の写真データや動画データを大量に扱いたいのであれば、TBクラスの容量は確保しておきましょう。

必要な機能がそろっているか

 パソコン上のデータとの自動同期機能や自動バックアップ機能、削除してしまったファイルの復元機能、アクセス制限機能、共有ファイルのパスワード保護、ウィルスやランサムウェアの検出機能などオンラインストレージには色々な機能があります。必要な機能がそろっているか、将来必要になるかもわからない機能があるかを確認しましょう。

 費用は適切か

有料のオンラインストレージの利用料は、各社さまざまです。また同じ会社でも機能や利用するユーザー数、ストレージ容量などで費用が違ってきます。費用とそれに見合った容量や機能があるか、しっかりと比較検討しましょう。

 

 操作性がいいか

ファイルのバックアップは簡単にできるか、ファイルの共有は簡単にできるかなど、操作性も確認しましょう。多くのオンラインストレージサービスでは無料で利用できるサービスも用意されているので、無料で試してみましょう。
また、データの転送速度も重要です。いくらネット環境がよい場所でもオンラインストレージ自体のデータ転送速度が遅い場合があります。

おすすめのオンラインストレージ

ここでは、無料でも利用できるオンラインストレージを中心に初心者におすすめできるオンラインストレージを紹介します。

OneDrive-Microsoft 

画像出典:OneDrive Webページ

Microsoftのオンラインストレージです。Windowsに標準で無料版(ストレージ容量 5GB)がインストールされています。バックアップや同期、共有、共同編集といった基本的な機能のほか、モバイルアプリを使ったスマートフォンやタブレットからの利用、無料のOffice for the webを使って、WordやExcelのファイルをオンラインで編集することができます。有料版は、年間2,244円で100GBの容量となる「OneDrive Standalon」、年間12,984円でWord365、Excel365、PowerPoint365、Outlook365などのOfficeアプリとセットで1TBの容量がある「Microsoft 365 Personal」などがあります。Windowsユーザーなら無料のOneDriveから使ってみましょう。

iCloud-Apple

画像出典:iCloud Webページ

 MacやiPhoneユーザーにおなじみiCloudは、Appleが提供するオンラインストレージです。無料で5GBの容量のストレージが利用できます。有料版の「iCloud+」は、50GBの容量で月額130円、200GB400円、2TB1,300円となっており、大量の写真データのバックアップにも対応できます。また、Windowsユーザーも利用できるアプリが用意されています。

Google Drive

画像出典:Google Drive Webページ

Googleが提供するオンラインストレージです。Androidユーザーにはおなじみです。無料版は15GBのストレージ容量があります(ストレージはGmailやGooglePhotoと共有)。バックアップや同期、共有、共同作業の基本的な機能のほか、Googleドキュメント、スプレッドシートなどのオンラインツールでファイルの編集ができます。有料版は30GBの容量で月額680円、2TB1,360円となっています。

Dropbox

 

 画像出典:Dropbox Webページ

世界で7億人以上のユーザーから利用されているオンラインストレージです。バックアップや共有、共同作業の基本機能はもちろん、誤って削除してしまったファイルの復元機能や過去30日間のバージョン履歴から任意のバージョンにファイルを戻す機能があります。無料版は2GBのストレージ容量と最大3台のデバイスでの利用という制限があります。有料版は月額1,200円で2TBの容量となっている「DropBox Plus」、複数のユーザーで利用できる「DropBox Family」2,000円、3TBの容量の「DropBox Professional」などがあります。

まとめ

オンラインストレージは、スマートフォンユーザーならiCloudやGoogleDriveなどで知らず知らずに撮りだめた写真をiCloudに保存したり、自動で保存していたりします。普段スマートフォンで利用しているデータのバックアップ以外にもデータの共有や共同作業機能などの便利な機能もあるので、この機会に活用してください。

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